日本語教師に必要な資質とは?持っておくと役立つスキルも知っておこう!
日本語教師を目指そうか悩んでいる方も多いでしょう。異文化と触れ合える素敵な仕事ではありますが、実は資質があることも事実です。そこで今回の記事では、日本語教師が自分にあっている職業なのか気になっている方に向けて、日本語教師に必要な資質について解説します。また、役立つスキルも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
日本語教師に必要な資質とは?
日本語教師に必要不可欠な資質は3つあります。
■勉強に対する意欲が高い
日本語教師に限ったことではありませんが、勉強にはトレンドといわれるものがあることも事実です。その時代に合わせた教え方が出てくるので、それらに合わせて柔軟に対応することも求められます。日本語教師養成学校に通っている時に勉強した内容も役立ちますが、日本語教師になってからも学び続けなければなりません。実際に以前の日本語学習については、文法中心でした。それは英語学習でも同じだったでしょう。
しかし現在では、「知っている言葉を使って何ができるか」を重視しているのです。以前は重視されていなかった単語も重要視されるようになっているので、過去にとらわれていたら日本語教師はやっていられないのです。日々さまざまな学習方法を取り入れ、指導に活かし続けることが必要です。
■外国語に対する興味関心がある
日本語教師は日本語だけできればよいと考えるのは間違いです。実際に自分が外国語を学習し、外国語を学ぶ困難さを知ってこそ、日本語をより教えやすくなるわけです。また外国語をある程度理解することで、生徒たちとのコミュニケーションも取りやすくなります。とくに日本に来る学生の多くは英語がある程度できるので、英語についても勉強しておくとよいでしょう。
■日本の歴史・文化に興味がある
日本語学校に通ったり日本語を勉強したりする外国人は、日本について関心があります。だからこそ日本の文化や歴史に詳しいことで、より彼らにも楽しみながら勉強に励んでもらえるようになるのです。勉強中に歴史の話やアニメの話などを盛り込むことで、彼らの興味関心も引きつけられるでしょう。
日本語教師が持っておくと役立つスキル
日本語教師として働いていくにあたり必要なスキルを3つ紹介します。
授業のプランニング能力
授業内容をどのように組み立てていくのかを考える必要があります。時間配分なども決めていかなければなりません。テキスト通りに進めてしまうと、取り残されてしまう生徒も出てしまいます。全体の進度やレベルの差などを考慮しつつ、授業内容を適切に組み立てなければならないのです。経験も関わるところですが、同僚の日本語教師のアドバイスなどももらいつつ、授業をプランニングしましょう。
パソコンスキル
日本語教師として活動するにあたり、必要不可欠とされるのがパソコンスキルです。とくに重要なのが、ワードやエクセル、そしてパワーポイントになります。ワードについては教案の作成やテストの作成、教材の作成に役立ちます。エクセルは情報管理や授業スケジュール管理、カリキュラムの作成などに役立つでしょう。パワーポイントは配布資料の作成や、動画や音声を使った授業に使えます。また近年ではオンライン授業も増えているので、パソコンスキルは必須です。
コミュニケーションスキル
とくに対面授業をする上で不可欠になるのが、コミュニケーションスキルになります。さまざまな環境で過ごしてきた人々を教えることになるのです。コミュニケーションが難しいこともあるでしょう。そのため、普段から人と積極的な関わり合いができる人に日本語教師は適しています。
日本語教師に向いているのはどんな人?
学生に対する思いやりがある人です。日本語をある程度勉強してから日本語学校で勉強する生徒もいるでしょう。一方で、ほとんど日本語を勉強せずに通い始める生徒もいるのです。実際に生徒たちの学習進度は異なるため、どうやって教えたらよいのか悩みながら仕事をすすめることになります。
何も考えずにどんどん授業を進めてしまえば、多くの生徒達が落ちこぼれ状態になります。そうならないようにするためにも、学生たちに思いやりを持って接しなければなりません。授業の理解度はどうなのかを定期的に学生たちから聞き取りをしてみてはいかがでしょうか。
小テストなどを実施し、そのできを定期的に確認するものおすすめです。また、学生たちの理解を深めるためにも、質問も積極的に受け入れるようにしましょう。ほとんどの生徒の学習意欲が高いのです。しかし、徐々に授業に遅れだしてやる気を失っていきます。そうならないためにも、思いやりを持って対応しましょう。
まとめ
日本語教師に必要な資質についてお伝えしました。勉強に対する意欲の高さ、外国語および日本の歴史・文化に対する興味関心を挙げました。それぞれが自分に備わっているかを確認してください。ただ、少し考え方を変えれば徐々に備わってくるものでもあるので、現状でなかったからといって諦める必要はありません。これからでも勉強に意欲的になれますし、外国語や日本に対する興味関心を持てばよいのです。