オンライン日本語教師には資格は必要?メリットやデメリットも紹介!
オンライン日本語教師は、インターネットがある場所ならどこでも仕事できる仕事の一つです。オンライン日本語教師には資格は必要ないのでしょうか。この記事では、オンライン日本語教師の資格がいるのか、メリット・デメリットについても説明します。チェックしてみてください。
オンライン日本語教師に資格は必要ない
オンライン日本語教師は、教員免許や日本語教育に関する資格を所有していなくても始められる仕事です。実際に、本業と掛け持ちして教えている人の中にも、資格を持たずに教えている人が多数います。
資格は絶対に必要ではありませんが、日本語教育のスキルは不可欠。生徒から選ばれる先生へと成長しなければなりません。そのために、養成講座や技能講座を受けて資格を取る人もいるでしょう。もちろん資格なしでもオンライン日本語教師はできますが、資格があるなら、よりチャンスが広がります。
オンライン日本語教師のメリット・デメリット
まず、オンライン日本語教師のメリットを取り上げます。
1つ目は、家で仕事ができることです。自宅で仕事ができるので、通勤時間を気にすることがなくなります。また、上半身しか映らないので、下半身は楽な部屋着でも問題ありません。他の人との人間関係を気にすることなく、自分のペースで仕事ができます。
2つ目は、自分の都合に合わせてスケジュールを決められることです。育児や家事、家族の用事などするべきことが多く忙しい方は、前もって時間が決まっている仕事がやりにくいと感じることもあるでしょう。しかし、オンライン日本語教師の場合は、自分の予定に合わせて授業を組み立てることができます。
3つ目は、世界中の人と知り合うことができることです。日本語教師として受講者からの需要があるなら、幅広い国の人達に日本語を教える機会があるでしょう。「日本語」という共通点は、世界中の人たちとの交友を深めていくキッカケになるに違いありません。
次に、オンライン日本語教師のデメリットを紹介します。1つ目は、収入が不安定ということです。「オンライン日本語教師の仕事だけでやっていくことが難しい」「報酬が少なすぎる」といった悩みもあります。時給にしたら、1,200〜1,400円前後ほど。
また、サイトの手数料がかかる場合もあるようです。仕事ができたとしても本業にしていくのは、かなり難しいのではないでしょうか。それでも、どうしてもオンライン日本語教師で活躍したいと考える人は、地道にSNS・YouTube・ログなどを活用して、自分の日本語教師としての価値を多くの人に知ってもらうようにしましょう。
2つ目は、準備時間が多いです。レッスン前には、日本語を教えるための準備をしなければなりません。とくにまだ慣れていない場合は、人一倍教えるための準備が必要になります。
たとえば、受講者のレベルに合わせたテキスト選びや、わかりやすく教えるための言い回しを考えたり、資料作成したりすることなどがあるでしょう。これらすべては、もちろん無給。割に合わないと思うこともあるかもしれません。
3つ目は、インターネット回線に左右されることです。オンラインレッスンでは、SkypeやZoomのアプリを活用します。これらのアプリは、インターネット接続が整った場所でしか使用できません。
Wi-Fi環境が不安定であれば、画像が表示されなかったり音声が後途切れてしまったりすることもあるでしょう。不安定な状況が続くようなら、お互いストレスになってしまうかもしれません。
オンライン日本語教師として働く方法
では、「オンライン日本語教師として働きたい」と思ったらどうすればよいのでしょうか。一番簡単な方法は、オンライン日本語教室が運営しているサイトに講師として登録することです。このようなサイトは、数多くあります。
サイトによっては、登録内容や必要な手続き等が異なりますが、資格や経験がなくても登録できるものは多いので、気になるものに登録してみましょう。サイトに直接、日本語に関心を持つ外国人が講師を探しにくることもよくあるため、早い段階で生徒に出会えるかもしれません。
また、個人で集客するということもできます。特定のサイトに登録しないので、サイトの利用料金もかかりません。さらに、自分でレッスン料金や教材選びができるというメリットもあるでしょう。
しかし、集客は自分で行う必要があります。TwitterやInstagram、ブログなどSNSを駆使して情報発信や宣伝をコツコツしていきましょう。この場合、資格や経験豊富な教師の方が集客しやすいでしょう。
オンライン日本語教師は、教員免許や日本語教育に関する資格を所有していなくてもできる仕事です。さまざまな国の人達に、日本語を教えるならば多くの人達と仲よくなっていくことができます。しかし、生徒に選ばれる日本語教師になるためにはやはり教える技術が問われます。資格を持っているなら、より教師としてのチャンスを広げることができるでしょう。