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日本語教師として働くメリット・デメリットについて詳しく解説!

公開日:2022/04/15  最終更新日:2022/04/22


日本語教師とは日本語の文法や発音、読み書きを教える仕事です。日本語教師に興味があるけれど、自分に向いているかわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。この記事では、日本語教師のメリット・デメリットや日本語教師に向いている人の特徴について解説します。日本語教師に少しでも興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

日本語教師として働くメリット

日本語教師の人が感じやすいメリットについて紹介します。

■働く場所がたくさんある

日本語教師の仕事は、さまざまな場所で活躍できるところが魅力の一つです。なぜなら日本語を学びたいと思う人は日本国内だけでなく、海外にもたくさんいるためです。日本国内で働く場合は、留学生を対象とした語学学校や専門学校、大学などさまざまな場所で活躍することができます。

海外で働く場合は、各国の民間の語学学校や小学校、中学校の外国語の授業、大学の日本語学科などで講師として働くことができます。海外生活を送りたいと思っている人にとっては、日本語教師になることで夢を叶えることができるでしょう。

■日本語力が上がる

日本語教師になると、日本語力が向上します。日本語教師の資格を勉強する中で、日本語の基礎や文法を一から学べる上に、日本語を人に教えることで正しい日本語が身に付くでしょう。高い日本語力を習得すると、日本語教師以外に文字を書くライターなどさまざまな仕事に役立ちます。

■外国では需要がある

海外での日本語教師の需要は高く、東南アジアや中国では日本語教師として働く場所がたくさんあります。特にベトナムでは将来日本で働くことを見据え、小学校で第一外国語として日本語を導入しているため、働く場所には困らないでしょう。

日本語教師として働くデメリット

日本語教師にはメリットもありますが、いくつかデメリットも存在します。

■給料が低い

日本語教師の仕事で高収入を得ることは難しいでしょう。日本語教師は日本語を話せる人であれば誰でもできる仕事であり、高度な技術を必要としないためです。常勤として働いたとしても、給料は上がりにくい傾向にあります。また、海外で働く場合、国の物価によって給料はさらに低くなります。しかし、そういった国は生活費が安くなるため、日本よりも豊かな暮らしができるかもしれません。

■長時間労働になる

日本語教師の仕事は長時間労働になることがデメリットとして挙げられます。なぜなら、授業の準備や生徒の世話など授業時間外にしなければならない仕事がたくさんあるためです。外国人の生徒が不登校や行方不明になるなどの問題を起こした場合は、日本語教師が解決に向けて動かなくてはなりません。行方をくらましたまま放置すれば不法滞在となってしまいます。非常勤として働いている人は、長時間労働になることで実質時給単価はさらに低くなります。

日本語教師に向いている人と向いてない人の違い

日本語教師の仕事には、向いている人と向いていない人の特徴があります。それぞれの違いについて説明します。

■向いている人

日本語教師に向いている人の特徴の一つは、やりがい重視で仕事を選びたい人です。日本語教師は生徒の成長を間近で見ることができ、日々やりがいを感じながら働くことができます。色々な国の人と関わることで多様な文化や価値観にも触れることができるため、やりがいのある仕事を選びたいという人にはおすすめです。

また、わかりやすく説明をすることが得意な人にも向いています。日本語を知らない外国人を相手にすることが多いため、相手に理解してもらえるように噛み砕いた言い方で伝えることが重要です。いくら難しい日本語をたくさん知っていても役に立つことは少ないでしょう。

そして、外国語を習得することの大変さを知っているという人も日本語教師に向いています。外国語を習得する中で挫折経験などがあれば、自分の経験を指導に生かすことでよりよい授業をすることができるでしょう。

■向いていない人

日本語教師に向いていない人の特徴の一つ目は、高収入を求める人です。日本語教師は給料が低い場合が多く、授業の準備や生徒の世話に時間がかかり長時間労働になることがあります。効率的に高収入を得たいという人には向いていないでしょう。

そして、日本や外国の歴史や文化に興味を持てない人にも向いていない仕事といえるでしょう。日本語教師は日本語を教えるだけでなく、歴史や文化など言葉とは切り離せない要素を理解し、授業に生かすことが必要です。生徒と歴史や文化の話になることも多いため、外国の文化などに興味を持てない人はやめておいたほうがよいでしょう。

 

日本語教師は活躍できる場所がたくさんあり、特に海外では需要の高い仕事です。しかし、給料が低かったり長時間労働になってしまったりというデメリットもあります。説明することが得意で、やりがい重視で仕事を選びたいという人には日本語教師はおすすめです。日本には日本語教師を養成する学校がたくさんあります。無料で見学や相談に乗ってくれるため、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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